クラウドファンディング「makuake」tennen BORO Tee。part5

みなさま。こんにちは。こんばんは。
クラウドファンディング「makuake」にて公開し、一週間が経たった、「tennen BORO Tee」 ですが、すでに58人にサポートしていただきました。誠にありがとうございます。
多いのか少ないのかはわかりません。勝手なイメージですが、クラウドファンディングはガジェット的アイテムが多数あるなか、サステナブルに特化したアイテムについて、これだけのサポーターがきてくれた事は、自信にもなりますし、励みにもなります。残り23日ありますが、引き続きよろしくお願いします。

ところで、tennenはなぜに天然素材にこだわるのでしょうか?とよく聞かれます。現代では石油由来である、ポリエステルやナイロンのような合成繊維は安価で機能的です。しかもリサイクルにおいても先行し、ほぼ通常品と同等のクオリティーで製品を作ることができます。今や洋服というカテゴリーは合繊がなかったら成り立たない時代ですし、特にワークウエアやアウトドアウエアではなくてはならない素材です。

しかしtennnenは天然素材にこだわります。

縫製する糸、衿によくついているブランドネーム。品質などが表示されているいわゆる品質ネーム。シャツに使う芯やボタンまでもです。

私たちの思想として、これからの時代はゴミにならない製品が非常に重要な要素になると思っており、一歩先を見てそれらは全て「循環」しなくては製品の意味がないと思っています。

「循環」とは?

一つには「自然の循環」があります。「自然の循環」とはすなわち、自然由来の材料から最終、自然に還る製品のことであり、それにより確実に「循環」するシステムを作り出すという事です。それには全て天然繊維で構成する製品が、最も適していると唱えます。なぜなら自然に還るというには「生分解性100% 我々は自然分解100%」と言っていますが、そうする事で「ゴミ」にならない製品が作る事ができます。例えば縫製する糸ですが、現在ではそのほとんどはナイロンなどの合成繊維です。それは強度があるからです。しかも安価です。しかし、万が一それらが海に流された場合、見頃に使う生地が天然繊維で生分解しても、縫製の糸は分解されません。こういうデータが出ています。一般的な釣り糸が海の中で分解するにはおよそ600年かかると言われています。想像ですが、縫製の糸は太さが半分でも300年。すなわち確実にゴミになりますし、それに伴い環境に大きく負荷をかけます。

<<コットンシャツ 2~5年>>
・新聞:6週間
・ダンボール:2ヵ月
・タバコ:1-5年
・ビニール袋:10-20年
・スチール缶:50年
・アルミ缶:200年
・ペットボトル:450年
・紙おむつ:450年
・釣り糸:600年

・ガラス瓶:わからない

もう一つの循環があります。それは「製品の循環」です。天然繊維は元の原料は植物であり、獣毛です。自然から作られています。例えばコットン。コットンはタネを蒔き、コットンを育て、原料になるまで多大なエネルギーが必要です。しかもコットンは農薬や化学肥料、水などを多く使用します。労働者の方々の健康被害もあります。そこまでのエネルギーとリスクを減らし、さらに天然繊維での循環、リサイクルを目指したのが「tennen BORO tee」なのです。しかし、一般的な製品はコットン100%の表示でも縫い糸やブランドネームなどは合繊で作られて折り、現在の廃棄されたコットン100%の製品からは「コットン100%のリサイクル製品」はできません。tennen BORO teeは15%ほど、どうしても合繊が混じってしまいます。合繊が混じると、細い糸にしにくく、バージンコットンをブレンドしなくてはいけません。しかし、もしtennenが作っているようなコットン100%もしくは天然繊維100%の製品が循環すれば、Tシャツやシャツに使われる「細い糸」で天然繊維100%の製品で循環させる事が可能なんです。今はその入り口にきています。

世界保健機関 (WHO) と、国際労働機関(ILO)は、世界で農薬による中毒が年間数百万件という規模で起こっており、年間2万~4万人もの死者を出しているとしていると言われている。

将来的な課題は現代のテクノロジーで、短いコットン繊維を長くできる、ドラエモンポケットから出てくるような機械が発明できたら、天然繊維のリサイクルは革命的に変化し、人々や動植物が暮らすこの地球に健康な循環を取り戻すことができるでしょう。誰か作ってくれないでしょうか??? 



Jul 25, 2020 | Category:news