サステナブル。

今日の繊研新聞にあった、サステナブルについて語るステラ・マッカートニーの言葉が忘れられない。

『深刻な話題を聞くと眉間にしわが寄ってしまいがちだが、私はサステイナブルな取り組みを、楽しく、セクシーでファッショナブルでラグジュアリーに行うことが、唯一の変化を起こす方法だと思っている』

まさにその通り!

サステナブルってなんですか?って聞かれて、SDGsはなにか答えられますか?って聞かれて、ぜんぶ正しく答えられなくたっていいと思うのだ。そりゃ頓珍漢な答えをしてしまっては意味がないが、わかりやすく、

『地球や環境のためにいいことをする』でいいじゃないか。

そこを楽しく毎日の生活に落とし込めればいいんじゃない?

朝に行くパン屋さんが、個々のパンを紙に包んでさらにビニールの袋に入れて渡してくれるようなところだったら、ひとつの紙袋にぜんぶ入れてもらってマイバッグに入れればいい。そのほうがかさばらないし、お店の人との会話も楽しめるかも。

飛行機で旅行しちゃいけない?そんな夢のないことは言ってほしくない。でも飛行機に乗る頻度を減らして、電車や自転車の旅をエンジョイする方法を見つけるのも楽しいかも。そのための会話が家族や仲間で増えるよね。

歯磨きや食器を洗う時に水を流しっぱなしにしてしまう人は、栓を止めて作業するようにするといい。そうすれば節水・節約にもなるし、流れる水の音で聞こえにくくなっていた会話ができるようになるかも。

テンネンでも進めているところだけど、着なくなった洋服をリサイクルボックスに入れるようにすれば、古着として循環する場合も再生糸として生まれ変わる場合もある。そうすれば、コットンを植えてから糸にするまでのエネルギーや、石油から化繊ができるまでのエネルギーの多くが削減できる。

~しちゃいけない、って聞くと難しく考えちゃうし目をつぶりたくなってしまいがちだけど、意識しながら楽しめばいろんな可能性が広がると思うのだ。会話が広がれば楽しいし、できなかったことができるようになれば楽しい。

小さな楽しみを見つけながらいいことのために、めんどくさがらずに勇気を出してやってみよう。ひとりひとりの意思表示から、世界は変わっていくと思うんです。

わかりやすくハッピーにおもしろく。

そんな楽しいブランドでありたいテンネンです。

Oct 18, 2019 | Category:news