Made in japan
低コストや安い労働力を求めての海外生産や、国内の現場の人員不足や後継者不足で工場が減り、日本で洋服をつくれる場所が日に日に減っています。
現に私たちがお付き合いしていた工場のなかにも、この数年のうちに歴史に幕を閉じた取引先もあり、とても身近な問題として感じています。
一方で海外生産の流れを見てみると、今はより安価な労働力を求めて拠点が移されているようですが、その繰り返しの先に持続可能性があるとは思いません。
コストを抑えるため、遠い国で私たちの知らない誰かが涙しながら服を作っている。そんな行き過ぎた海外生産体制に依存しないためには、
国内でフェアな雇用を維持しながら、ローカルでものづくりを進めていくのが理想ではないでしょうか。
tennenはまだまだ小さなブランドですが、その服づくりにはたくさんの方が関わってくれています。
原料の生産から始まり、糸づくり、編み立て、染色、縫製と、一枚の服に対して多くの会社と人々が携わっているのです。
国内では衣料用に栽培されていないヘンプや、メリノウール、コットンなど、生産量やクオリティなどの関係で原料は海外産の素材に頼る点が多いですが、
tennenでは紡績や生地の編み立て、織布、縫製、染色などの工程は信頼のおける日本国内の工場に担当していただいています。
私たちがお付き合いさせていただいている国内の会社には、より良いものを生み出そうとする職人気質があり、技術への創意工夫のマインドがまだまだあります。
密にコミュニケーションをとりながら、確かな技術で、そして適正な価格で。
私たちや製造に関わってくださった皆さんへのこだわりは、確かな着心地となってお客さまに伝わるはずです。