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TNF006

Hokafuwa Cardy

17,600 yen (税込)

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好評の「ヤクウール」カーディガンが新しくリリース。訪れる春先には活躍しそうな、軽くて温かい。しかも着回しが効いて、何にでもコーデできるカットソーカーディガン。

テンネンは洋服を考える上で、まず素材を決めるところから探求が始まります。もっと言えば、生地にする糸の開発からものづくりは始まっています。
わたしたちが好んで使う天然線維は、コットン、シルク。それにリネン、ラミー、ヘンプといった麻系。カシミヤ、シープ、アンゴラなどの獣毛系。……と、たーくさんの種類があるんですが、なかでも洋服として最適な「軽くて、しかも温かい」というキーワードから素材をチョイスすると、やっぱりその主役はウールです!
で、ひと口にウールといっても、やっぱりいろんな種類がありますが、今回は“ヤクウール”に着目しました。 なぜかって?

ヤクウールって、どんな素材?

ヤクは、牛です。
荷牛として、またバターや貴重なタンパク源として、長きに渡ってチベットの人々の暮らしに寄り添い、大切にされてきている動物です。なんとなく想像していただけると思うのですが、彼らはヒマラヤ山脈の標高4000〜6000mもの高地(富士山より高い!)で生きています。そこは、30℃近い昼夜の寒暖差、強い紫外線にさらされる厳しい世界。そんな自然環境からヤク自身を守っているのがヤクの毛で、化繊にはない、たくさんの天然作用が備わっています。そして、内側の細く短い毛はしなやかで肌触りが良く、外側の長い毛は丈夫で、チベットではテントロープの素材として使われたりしますが、今回は柔らかくしなやかなヤクの内側の毛を使いました。

ヤクウールで、快適!

さきほど「化繊にはない、たくさんの天然作用が備わっている」と書きましたが、あらためてヤクウールの特長を挙げてみると……

・しなやかで柔らかく、肌触りが気持ちいい!(カシミヤと同等)
・保温性が高い(カシミヤと同等)
・通気性が高い(カシミヤの130%ほど)
・抗菌性が高い

となり、これらが「軽くて温かい」と言える理由です。
また、「ロングシーズン着られる」よう、ヤクウールの通気性に加えて、糸から生地を編む際に、厚すぎず、薄すぎない、絶妙な厚みを意識しました。起毛もかけていないので、初夏まで着られる一枚です。

カーディガンは便利アイテム。

カーディガン 。私たちは一度はお世話になっているアイテムだと思います。
カーディガンという言葉が生まれたのは、カーディガン伯爵7世(ジェイムズ・ブルデネル)が由来とされています。
1853年からのクリミア戦争で負傷した際、イギリス陸軍カーディガン7世がセーターを前あきにしてボタンでとめられるようにし、保温のために軍服の上に重ね着したのが始まりです。 要するにセーターを脱ぎ着しやすいようにリメイク、進化したわけですね。 カーディガン 伯爵は現代でいうとDIY上手なおしゃれイケメンだったかもしれませんね。
しかし、カーディガンってもなんとなく印象強いのは、どことなく「真面目」に見えるその様相。イメージ。なんとなく頭が良さそうに見えませんか?
こちらも歴史的な背景が影響されていると言われています。あのアイビールック。おじさんたちには馴染みがある言葉だと思いますが、現代でも様々変化をして、ファッションとしても進化しながら、若者でもアイビーは表現されています。そもそもアイビーというのはアメリカ有名大学の学生たちが好んで着ていたファッションで、いわゆるインテリでエリート階層の人たちをファッションとして演じていたわけです。なるほど。だからどこなく上品で頭が良さそうに(← あっ!でも言っておきますよ!着るだけでは頭は決してよくはなりません笑)見えるわけです。
洋服って「演じる」というのも心が上がる楽しい要素かもしれませんね。

ヤクウールにオーガニックコットンを組み合わせるワケ

コットンは天然繊維の王様です。丈夫で吸水性が高く、ケアもラク。衣類に広く使われる理由はまさにコレ。
そんな万能選手に、20%のヤクウールを混ぜるとどうなるのか。それは、コットンの性能や風合いをいかしながらも、100%コットンよりもしなやかで、柔らかく、フワフワした、かる〜い天然素材ができあがるのです。もちろん、ウール100%よりコスパもいい!

「軽くて、温かい」「着回しが効いて、コーディネイトしやすい」「ロングシーズン着られる」カットソーは、こんな背景でつくられています。
ヘビロテ必至の一枚になりそうですね!