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Hemp Good Tee Ai

17,600 yen (税込)

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涼しくて超ドライ。環境素材「HEMP100%Tee」で暑すぎる夏をクールダウン!

今回は、マイクロプラスティックを生んでしまう化学繊維や、畑で働く人々と周辺環境にダメージを与えやすいコットン(オーガニックコットンは除く)の代替として、いま環境先進国で再び注目を集めているサステナブル素材「産業用ヘンプ」に着目しました。その名も「HEMP GOOD Tee」!
ヘンプは、自然界で完全に分解されるのでゴミにならないのはもちろん、短期間で、しかも簡単に栽培・収穫できる、循環再生型の天然素材です。

「ヘンプ生地はごわついて…」なんていうステレオタイプは過去のもの。最新の技術でより細いヘンプ糸を使った生地が編めるようになりました。
通気性が良く、超ドライな着心地の「HEMP GOOD Tee」は、ムシムシ暑い季節に最適。生地の表情は豊かで、デザインはシンプル。着回しも自由自在です。

「ステキなものを『選んで』、ステキに『着る』ことで、持続可能な未来を育てていきたい」。これって、応援してくださるユーザーのみなさん、支えてくださる生産者のみなさん、そして私たちつくり手がシェアできる共通の想いのような気がします。みんな同じ気持ちで、美しい自然や社会を残せるアクションを起こせたら、私たちはとてもハッピーです。
それこそが、僕らの描くこれからのサステナブルのカタチ!

●涼しくドライで。丈夫なのは、なぜ?

ヘンプは、本当にたくさんの機能性を持ち併せた天然素材です。特に高温多湿の日本の夏には最適! 代表的な機能性をご紹介します。

①熱伝導率に優れる。
空気よりも、またコットンよりも、熱を逃しやすいので、着るだけで気温よりも涼しく感じる。(出典:赤星栄志著『ヘンプ読本』p86/築地書館)

②シャリ感良く、通気性に優れる
他の天然素材よりも繊維が硬めなので、衣類にシャリ感を与えるとともに、肌ばなれも良く、通気性に優れる。

③吸汗性、速乾性に優れる
ヘンプ繊維の中心に開くストロー状の空洞と、繊維表面に刻まれた無数のヒビ割れ、小さな空洞が、肌の湿気や汗を吸い上げ、熱とともに空気中に発散し、乾きも速い。体感温度マイナス5℃の感覚は、まるで着るだけで夏の避暑地に連れて行ってくれる「どこでもドア」!(出典:赤星栄志著『ヘンプ読本』p90-91/築地書館)
上の3つの要素が合わさると、熱を逃し、汗をすぐ乾かし、肌ばなれもいいので、清涼感を感じやすいというわけ。

④防臭効果に優れる
ヘンプ繊維の小さな空洞に元々いるたくさんの酵素が、細菌を繁殖させないから臭くなりづらい。(出典:赤星栄志著『ヘンプ読本』p88/築地書館)

⑤耐久性に優れる
耐久性はコットンの2〜2.4倍。ナイロンより強い!(出典:赤星栄志著『ヘンプ読本』p90/築地書館)

※上画像内の情報は、あくまでも一般的なヘンプについての数値です。本商品について記載したものではございません。

他にも、紫外線を遮断する性能がもともと備わっていたりもしています。データで見てみると、わが国の「高温で多湿な夏にぴったり」の素材が、ヘンプなんですね。

●ヘンプの可能性~課題を解決する素材

産業用ヘンプは、昨今のアパレル産業、そして現代社会が直面している多くの課題を解決し得る、高い可能性を秘めた天然素材です。

【化学繊維を選ぶ? ヘンプを選ぶ?】

アウトドアなど過酷な環境下で身を守るナイロンやポリエステルなどの化学繊維は世の中に必要です。実際、うちのデザイナーもアウトドアウェア分野の出身です。ただし、洗濯などによって、フリースの起毛などから出るマイクロファイバーが世界中の海に流れ出してしまっているという事実もあります。化学繊維はプラスティックなので、分解されず、数百年単位で自然に還ることはありません。
2019年6月に開催されたG20では、海洋に漂うプラスティックごみの問題について議論されました。海洋プラごみは、年間約500〜1,300万トンにおよび、2050年までに120憶トン以上のプラごみが海を漂い、海洋生物の量を上回ると公表されています。
私たちtennen / テンネン が、天然素材だけで服をつくり始めた理由はここにあります。
この「HEMP GOOD Tee」も、素材はもとより、通常ナイロン糸を使う縫い糸までも、すべて自然分解されるものを採用しています。
天然素材のなかでも「丈夫さ」がウリの産業用ヘンプの繊維や種子は、衣料、食品、建材、燃料、医薬品など実に25,000種類以上の生活用品、工業製品として利用可能で、いまもっとも石油に替わり得る素材として、各産業界から熱い視線が向けられています。

【コットンを選ぶ? ヘンプを選ぶ?】

天然繊維の多くは、農業や畜産による自然からの恵みです。
いま世界で流通する生地素材のおよそ50%が慣例農法によるコットンだといわれていますが、その栽培には大量の化学肥料と農薬、水が使われていて、働く人々の健康被害や農地と生活用水の劣化があとをたちません。そしてオーガニックコットンは、より適正な生育環境が必要なため、私たちが望んでも、世界中のコットン素材をすべてオーガニックコットンに切り替えるほどの量を育てることはムズカしいそう…。
一方でヘンプは、害虫や病気も少なく、痩せた土地でも育つので、農薬や肥料をほとんど必要としません。また作付け面積がより狭く、生育も極めて早いことから、効率よく栽培・収穫することができます。さらに生育に適した気候の幅が非常に広いので、さまざまな地域で育てることができ、輪作障害*もありません。もっといえば、育つ過程で細い根っこが土壌深くに行き渡り、畑をフカフカな土に改良する性質も持っている、環境再生型・循環型の農作物なんです。
*輪作障害=同じ場所で、同じ作物をつくり続けることで、土壌の環境がアンバランスになり、植物に生育不良が生じること。いつも口にする多くの野菜が輪作障害を受けやすい

●ヘンプは日本の身近な素材

ヘンプはもともと日本人にとって身近な植物で、縄文時代から使われていたそうです。以後、庶民の服から神祭の衣装、しめ縄などにも使われてきました。昨年の天皇陛下の儀式でお召しになった麻の着物も記憶に新しいですね。
そして、その形状を象徴した麻柄は日本の代表的な和柄で、800年もの歴史あるデザイン。実は富士山と並ぶ日本を代表するイメージで、これまで多くのブランドもグラフィックデザインにこの柄を採用してきました。昨今では、外国の方々からも日本の伝統的な紋様として見直されてきています。

●藍染って? 琉球藍のジャパンブルーシリーズ。

今回は限定商品として藍染シリーズがラインアップします。
東京店、オンラインショップに限っての販売です。

藍は人類最古の染料とも言われ、世界各地で使われていました。
日本にはおよそ1500年前に中国から朝鮮を経由して伝えられました。
藍が庶民の間で花開いたのは江戸時代。
着物に作業着、のれんにのぼり、はては寝具まで。
江戸の町は藍色の町でした。
サッカー日本代表などのジャパンブルーのいわれはこの頃から言われ始めたそうです。
ですから藍の深いブルーは日本の色と言っても過言ではないのです。

日本で使う「藍」はタデ科の植物ですが、「藍染め」は植物に含まれるインディゴという成分を使って染める製法のことなので、タデ科以外にも各国によってインディゴ成分を含む植物が藍染めに利用されています。

今回tennenで使用する藍は琉球藍です。はいさ~い!

日本ではタデ科の「蓼藍」、インドの「インドアイ」(マメ科/木藍-もくらん-)」、琉球では在来の「琉球藍」(キツネノマゴ科)、などが代表的な藍ですが、今回tennenで使用するのは琉球藍です。
その特徴は深いブルーが特徴で、徳島の藍は若干赤みがあります。少し製法も違います。
同じインディゴ成分を含む藍染めといっても、使っている植物が異なるために色合いも違っています。

藍の魅力を一言でいうと、「生きている」という言葉で言い表されます。
染めてからの数年は赤味を帯び、落ち着くまで5年ほどかかります。
10年後には繊維の奥に入り込んで深みのある色が定着し、20年後にはいっそう冴えて鮮やかに美しくなります。

藍染の素晴らしい機能

また、木綿、麻、絹どんな生地にもよく染まり、布の耐久性を増します。
微妙な色の濃淡で剛健にも上品にも表情を変えるのも魅力。
実用面でも虫や蛇を寄せつけないことから山や畑作業にも重宝されます。
保温性にすぐれ、肌荒れも起こしにくいため、赤ちゃんの衣服にも最適です。
藍の葉は昔から薬効が広く知られ、薬用植物として解熱、解毒や抗炎症薬等など、貴重な民間薬として使用されていました。

日本では明治時代にインディゴの輸入が増え、天然の藍が途絶えそうになったことがありました。
しかし、藍師が戦時中も種も守り、藍作りを続けてくれたおかげで、現代の私たちまで伝統が受け継がれているのです。
現在いくつかの県では藍染めを無形指定文化財として保護しています。
伝統的な藍染めを体験できる工房も少なくありません。
合成インディゴとは化学薬品を使用して染めた合成染料がインディゴ染めです。
それにより、安定した染めができるようになり、安価で大量生産が可能になりました。
しかしながら天然藍が持つ魅力、効能などは反映できないのと、一枚一枚微妙に違うブルー。
まさに一期一会の藍染なのです。
tennenの藍染製品を購入していただいたお客様は是非ともこの藍染が持つブルー、そして経年変化によって自分だけのブルーを堪能していただければと思います。そして、染め直しも可能なので長く愛着を持って来ていただけるのがこの藍染だと思います。

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