まずは五感で感じてもらいたい一枚です。
「うんちく」は後からたっぷり説明します。
ちょっと商品の説明から離れますが、最近の情報量はものすごく自由で無限ですが、目から入ってきて消化されるスピードも速いので、少々薄っぺらい気もします。脳のど真ん中を射抜いて、張り付き離れないような、感覚的に、反射的に、「よくわかんないけどすげー。」「なんだこれ?」みたいな感覚機能の穴が全て一斉に開くような。。。
そう。。。体験から理屈抜きでガーン!とくる衝撃は、薄っぺらい情報量の多さによって、減ってきたような気がします。
ただ、逆に言えばこういう時代だからこそ、このような衝撃は大切に宝箱にしまっておきたい。そういう経験をしたい。という欲求は我々だけではないと思います。
これからの時代は情報量の多さをスピード持って処理するチカラも大事ですが、気付きや現実の体験からくる、心の奥底がゆさぶれる、感動や衝撃、そのような事が行動を迷わず突き動かし、正解へ導いってくれるのかなと思います。あれ?でもこれって物事の本質なのかもしれませんね。
話はそれましたが、tennenは五感をくすぐる「モノ作り」を大事にしています。まず触ってみてください。
例えばこの素材。とにかく理屈抜きで気持ちいい。説明しろって言われてもねぇ。。みたいな。表はオーガニックコットンなんですが、その超長綿のツヤ感や裏のウールがかすかなに表に出て独特な、なんとも言えない感覚。こういうのって感覚的で刺激的で言葉で表せません。「気持ちいい」って言葉に表せますか?説明できない。こういうのって実はすごく大事なような気がします。
それでは そろそろ「うんちく」を 笑
オーガニックコットン × メリノウール。1×1=3になる天然素材のハイブリット。
ここから精一杯うんちくを説明します。
再三お話ししているのですが、tennenはまず素材からクリエイトしていきます。
天然素材は「組み合わせ」によって、もしくは「組み合わせ方」によって本来持つメリットをさらに引き伸ばし、デメリットを改善してくれます。
そしてそのアイデアを実現する背景には必ず、糸、編み、縫製などの各パーツに素晴らしい職人さんがいるという事も忘れてはいけない事ですね。
さてこちらの素材。最大の特徴は「表」にオーガニックコットンの超長綿を使い、「裏」に極細のメリノウールを使っています。
なぜか???
それは快適性と耐久性を最大限考えられた「組み合わせ方」なのです。
メリノウールはコットンに比べると耐久性が低い。だから表にコットンを。
コットンは汗などの水分を保つので汗冷えなどを起こしやすい。だから裏にメリノウールを。
コットンは冬にヒヤッとする時があります。だから裏にウールを。
メリノウール100%で作ると値段が高くなる。(←現実的 笑) だから表にコットンを。
コットン100%だと匂いが気になる。だから裏にメリノウールを。
などなど。
とにかく快適で便利で使いやすい!そんなアイテムです。
このコットン。実はすごいんです。
そうなんです。すごいんです。
せっかく肌さわりがいい極細メリノウールを使っても、表のコットンがガサガサで硬かったら台無しです。
こちらのコットン。もちろんオーガニックコットンですが、アルティメイト ピマという品種の超長綿です。このコットンはシーアイランドコットン(海島綿)をルーツに持ち、アメリカのニューメキシコ州の契約農場でしっかりと管理され栽培された、希少性の高いコットンです。その特徴は繊維長が長いく、毛羽立ちが少なく、そのしなやかな肌ざわりは、耐久性も高い。コットンの中でも最上級と言っても大袈裟ではないぐらいです。着れば着るほどその良さを実感できます。
自然分解100%の洋服って世の中本当にないんです。
洋服がゴミとして海洋や山々に万が一、捨てられた場合。どうなるのでしょうか?
洋服の作られる品質の構成比率など詳しい統計は調べていませんが、洋服の作り方はかなり複雑で、その複雑さゆえにリサイクル率の低さも問題になっています。(問題にしています)洋服のリサイクル率は25%、比較してアルミ缶70%、ペットボトルは85%です。この数字からみてもわかるように、衣類は多くの付属と複雑な混率により構成されています。リサイクルが非常に難しいほど、色々な品質で構成されています。そのような点からも世界中の洋服のなかで自然分解100%(ここでは天然繊維100%と定義しています)の商品は稀です。例えば素材がいくら天然繊維100%でも縫い糸がポリエステルなどの石油由来の繊維だと自然には帰りません。ブランドのネームタグ(首とかについているブランド表示)や品質洗濯ネーム(脇とかについている品質や洗濯の仕方を表示しているもの)は今やほとんどがポリエステルです。そうなると自然分解100%の商品は世界中あるとは思いますが稀です。逆にいうとそれだけ洋服は自然分解しにくい「モノ」になっている証明です。プラスティックの海洋問題が世界中で話題の中、洋服の作り方を抜本的に見直し、新たな考えでチャレンジしていく。そんなキレイ事を真面目に形にしていくのがtennenの使命だと思っています。
みんなで気持ちいい社会や環境を作りませんか?