話しの始まりは、
「休みの日に着られるジャケット、できないかなぁ」
だって、リラックスしたい時に 硬い素材やデザインはちょっと疲れるよね。
じゃぁ? どうすればいいかなぁ?
「オフの週末。出かけはするけれどリラックスしたいときに、パリッとしたデザインや素材の服はちょっとねぇ。じゃあ、どうしようか?」
そんな問いから始まった、この企画。
やっぱり素材から考えないとダメだよね、ということで素材屋さんをウロウロ。
こんなのは? あんなのは?? こういうときって、すごく楽しいです。
パーカやスウェットの代表的素材であるウラケなどは、柔らかいけど、いまひとつ。柔らかすぎて、着ているうちになんとなく、だらしなくなる。
耐久性と柔らかさのバランスは本当にムズカしく、素材づくりにおける永遠のテーマなのです。
そこで採用したのがインレイという素材。
硬すぎず、柔らかすぎない、適度な厚さとストレッチ。
これなら、柔らかさをキープしながら型崩れせず、長いあいだ着回せそうです。
「オーガニックコットンを使うということ」
オーガニックコットンって、何がいいんだろ?
肌触り? でも実は、いいものと、そうでないもの、両方あります。
じゃあ、何がいいのかな? それはズバリ、ココロが気持ちいいんです!
コットン畑で働く人たちの健康を犠牲にしないし、当然自然環境にも負荷をかけない。
小さな虫やカエルや鳥たちが畑の周りで飛び交い、唄い、命をつないでいくーー。
私たちテンネンも、千葉県鴨川市で実際にオーガニックな方法でコットン畑を始めていて、いろんなことを経験している最中です。コットン栽培は農業で、それは、それは、一筋縄にはいきません笑。
でもいずれ、自社のオーガニックファームでできたコットンで私たちだけにしかできない製品をつくろう。そういつも夢見ているんです。
見ためも柔らかく、やさしく
インレイというカットソーで仕上げる。製品染めする。それだけでもかなり柔らかく、やさしい雰囲気になりますが、そこにもうひとスパイス、加えてみます。ステッチを多用せず、ポケットも中縫いして膨らみのあるデザインに。
やわらかく仕上げる。そんなことを考えながらデザインしてみました。
休日のアクティビティからショッピング。もちろん家のなかでも。自由にやさしく着られる一枚です。